つわり時期の朝は、なんとなく気持ちが悪かったり、体が重かったり。
「朝ごはん、何なら食べられるんだろう…」と悩むことはありませんか?
無理にしっかり食べようとするとつらいし、
かといって何も食べないのも不安になりますよね。
この記事では、つわり中でも比較的食べやすい朝ごはんの具体例と、無理をしない選び方のポイントをまとめました。
管理栄養士の視点も交えながら、「これならいけるかも」と思えるヒントをお伝えします。
朝がつらくなりやすい理由
妊娠中、特に初期は朝に体調が悪くなりやすいと言われています。
ホルモンバランスの変化や、空腹時間が長くなることが影響し、起きた直後に気持ち悪さを感じる方も少なくありません。
夜間に何も食べていない状態が続くため、血糖値が下がりやすく、それが吐き気やだるさに繋がることもあります。
そのため、「朝ごはんをどうするか」は妊娠中に体調を左右するひとつのポイントになります。
朝ごはんが食べられない日の考え方や整え方については、
▶︎【妊娠中の朝ごはん、食べられない日はどうする?】の記事で詳しくまとめています。
ここでは、そこから一歩進んで、「実際に何が食べやすいのか」に焦点を当てていきます。
つわり時期に食べやすい朝ごはんの特徴
つわり時期の朝ごはんを考えるときは、「栄養バランス」よりもまず「食べやすさ」を優先して大丈夫です。
とくに意識したいのは温度やにおい。
つわり中はにおいに敏感になりやすく、温かい料理の湯気や香りがきつく感じることもあります。
実際に私も、においに敏感になっていた時期は、温かいごはんやお味噌汁や煮物などの出汁の香りがつらく感じました。
そのため、冷たいものやにおいが立ちにくいもののほうが比較的食べやすい傾向です。
たとえば、冷たいヨーグルトや果物のように、香りが強くないものは口にしやすく、温めなおさず食べられるものはものはにおいの刺激を抑えやすくなります。
大切なのは、「理想的な朝ごはん」を目指すことよりも、「今の体調で食べられるもの」を選ぶこと。
では、実際にどんな朝ごはんが選びやすいのでしょうか。
次に具体例を見ていきます。
つわり時期の朝ごはん|食べやすいもの具体例
冷たいもの
温かい料理の湯気や香りがつらいときは、冷たいもののほうが比較的取り入れやすい傾向があります。
冷たい食品はにおいが立ちにくく、口に入れたときの刺激も少ないのが特徴です。
たとえば、
・プレーンヨーグルト
たんぱく質やカルシウムの補給にもつながります。酸味があるため、さっぱりと食べやすい食品です。
・バナナ
消化が比較的良く、糖質を含むためエネルギー源になります。皮をむくだけで食べられる手軽さも魅力です。
・冷やしたりんご
水分が多く、口当たりがさっぱりしています。すりおろすとさらに食べやすくなります。
・冷やしうどんやそうめん
炭水化物を補給でき、温める必要がないためにおいの刺激が少ない食品です。喉越しがよく、梅干しや青シソなど薬味を変えるだけでもさっぱり食べられます。
・アイスクリームや氷菓
冷たさで口の中がスッキリし、吐き気が和らぐと感じる方もいます。実際に私も、気持ち悪さが強いときに少量のアイスを食べると楽になることがありました。
糖質が含まれるためエネルギー補給になりますが、脂質や糖質が多いものもあるため、少量を目安に取り入れるのがおすすめです。
「冷たいものばかりで大丈夫かな」と不安になるかもしれませんが、つわり時期はまず”食べられる形”を優先して大丈夫です。
においが少ないもの
ホルモンの影響で嗅覚が敏感になり、普段は気にならないにおいでも強く感じやすくなります。
とくに湯気と一緒に立ちのぼる香りは刺激になりやすいため、香りが穏やかな食品を選ぶと負担を減らしやすくなります。
たとえば、
・食パン(トーストせずそのまま)
焼くと香りが立ちやすいため、あえて焼かずにそのまま食べると刺激を抑えられます。炭水化物はエネルギー源にもなります。
・白いごはん(常温~少し冷ましたもの)
湯気が強いとにおいを感じやすいので、少し冷ますだけでも食べやすくなることがあります。
塩おにぎりにすれば、具材が入っていないので比較的取り入れやすいです。シンプルな味付けは刺激が少ないのもポイントです。
・豆腐(冷ややっこ)
香りが穏やかで、口当たりもなめらか。たんぱく質補給にもつながります。
・クラッカーやプレーンビスケット
甘い香りや油のにおいが強くないものは食べやすいことがあります。乾いた食感は吐き気があるときに落ち着くと感じる方もいます。
においがつらいときは、「温めない」「シンプルな味つけにする」だけでも、負担を減らせることがあります。
一方で、焼き魚や炒め物、にんにくや香辛料を使った料理などは香りが立ちやすく、つらく感じることもあります。とくに温かい料理は湯気と一緒ににおいが広がるため、体調が悪い日は無理をしなくて大丈夫です。
完璧な栄養バランスを目指すよりも、まずはにおいの刺激を減らす工夫を優先して大丈夫です。
少量でエネルギーになるもの
つわり時期は、一度にたくさん食べるのが難しくなることがあります。
私自身、妊娠前から朝ごはんは欠かさず食べるタイプでした。
つわり中でも朝ごはんを抜くという考えはありませんでしたが、空腹になると気持ち悪さが強くなる“食べづわり”の傾向があり、少量でも何か食べたほうが体が楽だと感じる日が多かったです。
空腹時間が長くなることで血糖値が下がり、吐き気やだるさが強くなるケースもあります。
そのため、「量」よりも「効率」を意識して、少量でもエネルギー源になる食品を選ぶのがおすすめです。
とくに、炭水化物(糖質)は体を動かすための大切なエネルギー源。
朝に少しでも補えると、体が楽になることがあります。
たとえば、
・ミニおにぎり
一口サイズでもOK。白ごはんは消化が比較的よく、少量でもエネルギー補給につながります。
・食パン(トースト)
半分だけでも大丈夫。少量のはちみつなどをのせることで、効率よく糖質を補えます。においが気になる場合は軽く焼く・焼かずにそのままなど、食べやすい方法で。
・シリアル+牛乳(少量)
手軽にエネルギーとたんぱく質を補給できます。甘味の強いタイプは食後に血糖値が急上昇しやすいため、量は少なめを意識すると安心です。
・バナナ
糖質を含み、消化も比較的よい食品です。1本食べられなくても、半分だけでもOKです。
・カステラ/ようかん
脂質が比較的少なく、少量でも効率よくエネルギーを補えます。どうしても主食が難しい朝の選択肢として取り入れてもよいでしょう。
ただし、甘さがあるため食べやすい反面、量が増えやすいこともあります。小さめサイズを選ぶ、半分に分けて食べるなど、無理のない範囲で取り入れましょう。
「これだけで足りるかな」と不安になるかもしれませんが、つわり時期はまずエネルギー切れを防ぐことが大切です。
消化にやさしいもの
妊娠するとホルモンの影響で胃腸の動きがゆるやかになり、食べたものが胃にとどまりやすく、胃の不快感やムカムカが続き、「食べたいのに受け付けない」と感じることがあります。
そのため、消化に時間のかかるものよりも、胃に負担をかけにくい食品を選ぶと楽になる場合があります。
ポイントは、
- 脂質が多すぎない
- 食物繊維が多すぎない
- やわらかく調理されている
といった点です。
たとえば、
・おかゆ/やわらかく炊いたごはん
水分が多く、胃への負担が少なめ。少量でも口にしやすい主食です。
・にゅうめん/やわらかいうどん
温かいものがつらい場合は少し冷まして。消化しやすい炭水化物源です。
・茶碗蒸し
やわらかく、たんぱく質を補給しやすい一品。だしのにおいが気になる場合は薄味で。
・豆腐
やわらかく、比較的消化しやすいたんぱく質源。冷ややっこでも温めてもOK。
・りんごのすりおろし
水分が多く、口当たりがやさしい果物。少量ずつ取り入れやすい食品です。
一方で、揚げ物や脂身の多い肉料理などは、消化に時間がかかりやすく、食後の不快感につながることもあります。無理に食べる必要はありません。
とはいえ、つわり中は「理屈では説明しきれない食べやすさ」を感じることもあります。
私自身、脂っこい料理はつらい日が多かったのですが、不思議とポテトだけは食べられたことがありました。
塩味やシンプルな味付けが安心感につながる場合もありますが、揚げ物は消化に時間がかかることもあるため、量は控えめにし、体調と相談しながら取り入れるのがおすすめです。
「栄養バランスを整えなきゃ」と考えすぎず、まずは“食べたあとに少し楽に過ごせるか”を目安に選んでみてください。
まとめ
つわり中の朝ごはんは、「きちんと食べる」ことよりも「食べられる形を見つける」ことが大切です。
においの少ないもの、消化にやさしいもの、温めすぎない工夫など、少しの調整で負担を減らせることもあります。
完璧な栄養バランスを目指さなくて大丈夫。まずは今の体調で食べられるものを、少しずつ。
間食については、こちらの記事でも詳しくまとめています。
無理なく取り入れられるおやつの選び方を知りたい方は、あわせて読んでみてください。
▶︎【妊娠中の間食、どうしてる?】
そもそも「つわりはいつまで続くの?」と思ったらこちらの記事も読んでみてください。
▶︎【つわりはいつまで続く?ピークの時期と楽になるサイン 体験談あり】
つらいときの朝食の選択肢として手助けになれればうれしいです。
以上、「おやこごはん日和」のつむぎでした🌿

