つわり中にポテトや酸っぱいものが食べたくなるのはなぜ?理由と食べ方のポイント【管理栄養士ママが解説】

つわり中に食べたくなるポテトや酸っぱいもののイメージ 妊娠中のご飯

妊娠中のつわりの時期、「なぜかポテトが食べたくなる」「酸っぱいものばかり食べたくなる」と感じたことはありませんか?

つわり中は味の好みが変わり、普段あまり食べないものが急に食べたくなることがあります。特に「つわり中にポテトが食べたくなる」と感じる方は意外と多いと言われています。私自身もつわり中に「なぜか無性にポテトが食べたい」と感じることがあり、不思議に思ったことがありました。

このような食べ物の好みの変化には、妊娠による体の変化が関係していると考えられています。

この記事では、つわり中にポテトや酸っぱいものなど特定の食べ物が食べたくなる理由と、つわり中の食事の考え方について管理栄養士の視点から分かりやすく解説します。

「なぜこの食べ物が食べたくなるんだろう?」と感じている方の参考になればうれしいです。

つわり中に特定の食べ物が食べたくなるのはなぜ?

つわり中は、普段とは違う食べ物が急に食べたくなることがあります。

「ポテトばかり食べたくなる」「酸っぱいものが欲しくなる」といった変化を感じる方も少なくありません。

つわり中に特定の食べ物が食べたくなる理由については、はっきりとした原因が分かっているわけではありません。しかし、妊娠による体の変化が影響していると考えられています。

ここでは、主に考えられている理由をいくつか紹介します。

ホルモンバランスの変化

妊娠すると体の中ではさまざまなホルモン(特にエストロゲンやプロゲステロン)が増え、大きな変化が起こります。

このホルモンの変化が、つわりの症状や食べ物の好みの変化に関係していると考えられています。

その影響で、普段はあまり食べないものが食べたくなったり、逆に好きだった食べ物が食べられなくなったりすることがあります。

味覚や嗅覚が敏感になる

つわり中は味覚や嗅覚が普段より敏感になることがあります。

においが強い食べ物が苦手になったり、特定の味を強く感じたりすることで、食べやすいと感じる食べ物が変わることもあります。

例えば、

  • 酸味のある食べ物
  • さっぱりした味のもの
  • においが強くないもの

などを食べやすいと感じる方も多いようです。

胃のムカつきをやわらげたい体の反応

つわり中は胃のムカつきや吐き気を感じることがあります。

そのため、口の中がすっきりする食べ物や、比較的食べやすいと感じる食べ物を自然と選ぶようになることがあります。

例えば酸っぱいものは口の中がさっぱりしやすく、つわり中でも食べやすいと感じる方もいます。


妊娠中に食べ物の好みが変わる理由として、体が特定の栄養素を求めている可能性があるとも考えられています。

たとえば、栄養不足のときに特定の食べ物を食べたくなるという説もありますが、食べたいものと栄養不足が必ずしも一致するとは限らず、はっきりとした仕組みはまだ十分に分かっていません。

つわり中は無理に理由を考えすぎず、食べられるものを少しずつ取り入れていくことが大切です。

つわり中に食べたくなることが多い食べ物の例

ポテト(フライドポテト)

つわり中は油っこいにおいが苦手になることもありますが、不思議と「ポテトが食べたくなる」という声を妊娠中の体験談としてよく聞きます。

私自身も、つわり中にマクドナルドのポテトが無性に食べたくなることがありました。普段はそこまで頻繁に食べるわけではないのに、「なぜかポテトなら食べられそう」と感じることが多かったです。

ただ、食べたいと思ったときにすぐ買いに行けないこともあるため、レンジで調理できる冷凍ポテトを少しストックしておくこともありました。油で揚げる調理は体調的に大変だったので、電子レンジで簡単に用意できるものはとても助かりました。

つわり中にポテトが食べやすい理由のひとつとして、においが比較的気になりにくく、シンプルな味付けで食べやすいことが考えられます。また、塩味やカリッとした食感が口の中の不快感をやわらげてくれると感じる方もいるようです。

「これなら食べられそう」と感じるものを少しずつ取り入れていくことも、つわり中の食事を乗り切るひとつの方法です。

酸っぱいもの(柑橘系・レモンなど)

つわり中は、レモンや柑橘類、梅干しなど酸味のある食べ物が食べやすいと感じる方も多いと言われています。

私自身も、つわり中はグレープフルーツやレモン味のものが比較的口にしやすく感じることがありました。口の中が気持ち悪いときでも、酸味のある味がさっぱりして気分転換になるような感覚があったからです。

特にレモン味のグミは食べやすく、フェットチーネグミやピュレグミのレモン味をよく買っていました。また、飴もバッグに入れて持ち歩いていることが多く、外出先で口の中が気持ち悪くなったときのちょっとしたお守りのような存在でした。

つわり中は口の中の不快感が気になることも多いため、少量の酸味が口の中をすっきりさせてくれると感じる方もいるようです。

人によって合う・合わないはありますが、「これなら食べられそう」と思える味を見つけておくと、つらい時期の助けになることもあります。

冷たい食べ物(アイス・氷菓子など)

つわり中は、温かい食べ物よりも冷たい食べ物の方が食べやすいと感じる方も多いと言われています。

冷たい食べ物はにおいが立ちにくいため、においづわりがある場合でも口にしやすいことがあります。また、ひんやりとした口当たりが気分転換になると感じる方もいるようです。

私自身も、つわり中は冷たいものが食べやすく感じることがあり、アイスボックスなどの氷菓子や、「爽」のようなさっぱりしたアイスを食べることがありました。バニラのような濃厚なタイプよりも、パイン味やサワー系などのさっぱりした味のアイスの方が食べやすいと感じることが多かったです。

つわり中は食欲が安定しないこともありますが、冷たいデザートのようなものなら少し口にできるという方もいます。体調に合わせて、無理のない範囲で取り入れてみるのもひとつの方法です。

炭酸飲料

つわり中は、炭酸飲料が飲みやすいと感じる方も多いと言われています。

炭酸のシュワっとした刺激が口の中をすっきりさせてくれるため、口の中の気持ち悪さを軽くしてくれるように感じることがあるからです。また、冷たくして飲むことが多いため、においが気になりにくいと感じる方もいます。

私自身も、つわり中はレモンの無糖炭酸水をよく飲んでいました。さっぱりした味で口の中がすっきりする感じがあり、気分転換にもなっていたように思います。

つわり中に飲みやすかった飲み物については、こちらの記事で詳しくまとめています。
▶︎【つわり中の水分補給|これなら飲めた飲み物と避けたい飲み物

つわり中は体調によって食べやすいものが変わることもあります。

「これなら口にできそう」と思えるものを見つけながら、無理のない範囲で取り入れていくことが大切です。

つわり中は食べられるものを優先して大丈夫

つわり中は、思うように食事がとれず不安に感じる方も多いかもしれません。

「栄養バランスを考えた食事をとらないといけないのでは?」と思うこともあると思いますが、つわりがつらい時期はまずは食べられるものを優先することが大切です。

妊娠初期はまだ赤ちゃんもとても小さく、数日〜数週間ほど食事内容が偏ってしまうことがあったとしても、すぐに大きな影響が出ることはあまりありません。

そのため、無理に栄養バランスを整えようとして食べられないものを頑張って食べるよりも、「今食べられそうなものを少しでも口にする」ことを意識する方が体への負担も少なくなります。

私の場合は、基本的には食事をとること自体はできていましたが、においがつらく感じることが多く、調理が負担に感じる日もありました。

そのため、ヨーグルトやバナナ、食パンなど、準備が簡単で食べやすいものを選ぶことが多かったです。

つわりの症状には個人差があり、日によって食べられるものが変わることもあります。

「これなら食べられそう」と思えるものを見つけながら、無理のない範囲で少しずつ食事をとることを意識してみてください。

また、食事がとりにくいときでも、水分補給は意識しておくことが大切です。

水分や食事がほとんどとれない状態が続く場合は、無理をせず医療機関に相談することも大切です。

つわり中の食事を少し楽にするコツ

つわり中は体調の変化が大きく、食事について悩むことも多い時期です。

「何を食べればいいの?」「こんな食事で大丈夫?」と不安に感じることもあるかもしれません。

ここでは、つわり中の食事で無理なく取り入れやすいポイントをいくつか紹介します。

体調に合わせながら、できそうなことから取り入れてみてください。

食べられるときに少量ずつ食べる

つわり中は一度にたくさん食べるのが難しいこともあります。

そのため、無理に3食しっかり食べようとするよりも、食べられるタイミングで少しずつ食べることを意識してみましょう。

体調が比較的落ち着いている時間帯に軽く食べたり、間食を取り入れたりすることで、無理なくエネルギーを補給できることもあります。

その日の体調に合わせて、無理のない食事のとり方を見つけていくことが大切です。

においが強くない・準備が簡単なものを選ぶ

つわり中は、においに敏感になったり、調理がつらく感じたりすることもあります。

そのようなときは、においが強くないものや、準備が簡単な食べ物を選ぶと負担が少なくなることがあります。

私の場合も、においづわりがあり調理がつらいと感じることがあったため、ヨーグルトやバナナ、食パンなど、比較的すぐに食べられるものを取り入れることが多かったです。

「これなら食べられそう」と感じるものを見つけて、無理のない範囲で取り入れてみてください。

水分補給を意識する

つわり中は食事が思うようにとれないこともありますが、水分補給はできるだけ意識しておきたいポイントです。

一度にたくさん飲むのが難しい場合は、少しずつこまめに飲むようにすると取り入れやすいこともあります。

飲み物も体調によって飲みやすいものが変わることがあるため、自分に合うものを見つけながら無理のない範囲で水分補給を心がけてみてください。

つわり中の食べ物に関するよくある疑問

つわり中にポテトばかり食べても大丈夫?同じものばかりでも問題ない?

つわり中は特定の食べ物しか受け付けないこともあり、「同じものばかり食べていて大丈夫かな」と不安に感じることもあるかもしれません。

つわりがつらい時期は、まずは食べられるものを優先することが大切です。

一時的に食事内容が偏ることがあっても、すぐに大きな影響が出ることは多くありません。

体調が落ち着いてきたら、少しずつ食べられるものの種類を増やしていくとよいでしょう。

無理のない範囲で、自分の体調に合わせた食事を心がけてみてください。

まとめ

つわり中は、ポテトや酸っぱいもの、冷たい食べ物など、特定の食べ物が食べたくなることがあります。

これには、ホルモンバランスの変化やにおいへの敏感さ、体調の変化など、さまざまな理由が関係していると考えられています。

つわりの症状には個人差があり、日によって食べられるものが変わることも少なくありません。

そのため、「栄養バランスの良い食事をとらないといけない」と無理をするよりも、まずは食べられるものを優先することが大切です。

食べられるときに少量ずつ食べる、においが強くないものや準備が簡単なものを選ぶなど、体調に合わせながら無理のない食事を心がけてみてください。

つわりの時期は大変に感じることも多いですが、「これなら食べられるかも」と思えるものを見つけながら、少しずつ乗り越えていきましょう。

つわり中に比較的食べやすかった食べ物については、こちらの記事でも紹介しています。
▶︎【つわり中に食べられた食べ物15選

以上、おやこごはん日和のつむぎでした🌿

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